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その強さゆえ 

2013.12.16 (Mon)

犬具や犬種は輸入が歓迎されているが、植物となるとそうも行かない。

よく知られる外来種にセイタカアワダチソウや、ハルジオン(ハルジョオン)があり
どちらも日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

ハルジオンは「貧乏草」と呼ばれ、「折ってはいけない。摘んだら貧乏になってしまう。」と
私が子供の頃には、近所に住む叔母がよく言ったものだ。

外来種を忌み嫌ってそんな言い伝えができたのかもしれない。

私の父は、「ハルジオンはとても強い草で、折ったり摘んだりすると根がどんどん強くなり
庭に蔓延って(はびこって)しまうので、注意を促すために貧乏草だから摘むなと
言われるようになったのだ。」と分析していた。

つまり、貧乏になりたくなければ(笑)、折ったり摘んだりしないで、抜けば良いのかもしれない。
hana

また、ハルジオンは空気の清浄なところだと花弁がムラサキがかると
聞いたことがあるけれど

私が子供の頃には、まさしくムラサキがかったものが多く見られた。
幸運なことに、私は空気がきれいなところで育まれたに違いない。

忌み嫌われるけれど、空気センサーみたいな植物であれば、悪いことばかりではないようだ。


そんなわけで、我が愛犬と散歩している時に、ハルジオンを見つけると
花弁がムラサキがかっているかどうかかならずチェックしてみる。

ムラサキがかった花弁のハルジオンが咲くようなところで、愛犬を散歩させてやりたいとも思う。

画像は季節外れに咲いていた白い花。
ハルジオンではないかもしれないが、思わず花弁を見てみた。

別名「貧乏草」という命名は強烈であり、一度聞けば忘れない。
でも、花にしてみれば、一生懸命咲いたところで「貧乏草」と言われたらたまったもんじゃない。

(人間の世界にもそういうことがあるかもなぁ。。。。)
などと、思いを馳せてみる今日このごろです。

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